頻繁にリバランスするより、たまにリバランスのほうが利益がでる

リバランスの差 投資配分

アセットアロケーションの割合を効率フロンティアなどから設定していると、資産の上下によって当初の設定割合からずれます。それを当初の設定割合に調整(リバランス)することもあると思いますが、あまり頻繁にリバランスしなくてもいいよって話です。バランスファンドで自動的にリバランスするよりも数か月に1回のリバランスの方が成績が良くなる理由の紹介です。

リバランスの頻度を抑えるメリット

バランスファンドでは、資金の流出入があるのでほぼ毎日のようにリバランスできます。
しかし、多くの個人では毎日のリバランスどころか毎月だって厳しいと思います。
ずぼらな人はバランスファンドを購入した方がよいのでしょうか?
私も数年間、ほぼ何もしなかった時期があるので、リバランスしないメリットを考えました。

  • 頻繁に手数料や税がかからない。(何らかの手数料や税がかかる場合。)
  • 一部資産が上がり続けるなら、上がり続ける資産の利益がでやすい。
  • 資産の上下により安く買って高く売れて利益がでる可能性がある。

1つめの手数料ですが、何かしらの費用が発生するなら、リバランスがデメリットとなります。
2つめですが、リバランスのたびに上がる資産を売ることになるので、リバランスの頻度が低い方が上がる資産の保有割合が高い時期が多く、利益がでます。ただし、何が上がるか分からないから分散しているので、メリットとは言えないかも。
この記事では3つ目のドルコスト平均法のような考えの利益について掘り下げてみます。

リバランスにより上がった高いのを売り、下がった安いのを買うことになります。
資産が上下すればリバランスしたことにより利益がでます。利確していくイメージ?
この効果は頻繁にリバランスするより、ある程度の値動きが出てから行う方が効果があるようです。

リバランスによる価格変化

ずぼらにリバランスしたモデルケース

値動きしたさいの価格変化をモデルケースで確認してみました。
リバランスの差
青点線とオレンジ点線の資産(株ファンドと債券ファンドのイメージ)に分散投資したとします。
緑の線は当初(一番左の時点)に50%ずつの配分で投資した場合のその後の価格変化です。
赤の線は、組替1、組替2、組替3の時点で50%ずつになるようにリバランスした場合です。

緑の線の価格が上がっても下がっても差が広がっていき、リバランスした赤の線の勝ちです。

こんなふうに上がったり下がった頂点で売買できないよ!

リバランスしたタイミングの価格変化だけグラフにしていると思ってもらえば。途中でもっと上がったり下がったりしているかもしれないけど、それはグラフに表れていないだけと。

頻繁にリバランスしたモデルケース

リバランスして儲かるならバランスファンドで常にリバランスするのが最強でしょうか?
さきほどの価格変化で、組替を頻繁に(組替間に9回)実施したケースを計算してみました。
バランスファンドのモデルケース
残念なことに頻繁に組み替えすると、リバランスしない場合とほぼ変わらない結果です。
上がっているものを、あまり利益がでないうちに売っちゃうからのようです。

ずぼらにリバランスしたほうが利益がでるんです。なぜか。

eMAXIS バランス(4資産均等型)の実績

机上の計算だけではなく、実際のバランスファンドの状況を見てみます。
下の図は、2015年に設定のeMAXIS バランス(4資産均等型)と個別資産ファンドです。
バランスファンドも元となる個別ファンドも配当がでていなく、信託報酬もほぼ同じです。
slimシリーズが人気ですが、古くからあるので推移をみるためにeMaxisです。
eMaxis4資産
一番左端ではなく、2017年4月の価格を100としています。ご注意を。
2017年4月以降はほとんど個別に購入した場合と値動きが一致しています。(赤線見えず)

2017年4月以前は赤線のバランスファンドが緑線の個別よりも下にきています。
2017年4月を100としたので、線が下に来たということは2017年4月にかけて増えたのです。
2017年4月以前は下にきているほど成績がいいので、バランスファンドが成績良かったです。
2015年9月に設定で純資産1億円突破が2016年3月。2017年4月時点でも純資産が3億円弱です。当初はリバランスが頻繁じゃなかった?あまり参考にならない期間かな。なお、2018年4月時点の純資産は8億円弱。2019年1月末で14億円となっています。
ちなみに、1年に1回リバランスしたとしても、期間が短すぎて差がでませんでした

上で紹介のモデルケースみたいな差はでない気もしてきました。バランスファンドの方が手軽かな。。。

ソニー生命の変額保険の実績

マザーファンド方式ではないけど、国内株と国内債券の2資産の変額保険も見てみました。
ソニー生命変額保険
ソニー生命の変額保険の総合型(国内株4割、国内債券6割)です。
個別よりも総合型の赤線が上回っています。総合型の資産規模865億円(2018.3末現在)らしい。
4:6で運用とは明記されていなく、報告時の資産配分がそうなっているだけです。リバランスを真面目にしていないのがよいのかもしれません。たまたまの可能性もあるけど。
ちなみに総合型の運営費用は年率0.0297%だそうです。日経225ETFなども組み入れているからその経費もかかるけど、個別株もあり、国内債券は個別に買ってるっぽいから経費率は低そうです。

保険関係費用で経費をとるから、表にでる変額の投資部分は低率なんですね。
保険とセット販売だから、保険部分がいるかどうかです。保険は掛け捨てを薦める人が多いけど、ちょうど欲しい保険だったらセットの方が経費が低い場合も。

ソニー生命のはベンチマークにけっこう勝ってるカテゴリーのもあるんですよね。アクティブすぎて国内債券は買えてないし10年超の超長期比率が高いのが気になるけど。生命保険控除や個人年金控除があるので私はまだ解約してません。

おわりに

上の表のエクセルファイルはこちらからダウンロードできます。
エクセルファイルの計算式の間違い等ありましたらお教えください。

リバランスを自動で行うためにバランスファンドを買わなくてもいいって話でした。
バランスファンドは便利でいいと思いますけど、非課税口座には上限額があります。
私は、非課税枠を期待リターンの高い株式に、債券などは税金かかる口座がいいと思います。
今のファンドの国内債券は低利率で残期間が長いので構成されてたりして、信託報酬払って買いたいとは思えないし。変額保険も私の中では非課税口座に位置付けてます。

他で書いてないと思うずぼらリバランスが得という記事にしましたが、書いているうちに結論は普通になってしまった。年に1回のリバランスが絶対得ってほどじゃなかったし。

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