売却できない資産をベアファンドでヘッジする場合の注意点

売却

お久しぶりです。PC買い替えで今までのソフトが使えなくなったりでブログのやる気が。
株の暴落で知り合いからも色々と聞かれているので、ブログでも書いておきます。株はそろそろ底じゃないかという意見もありますが、もし底だとしても短期的な反発ではなく上昇トレンドに変わるにはまだまだ時間がかかるでしょう。
様子を見るために現金等にした資産も多いと思いますが、私のように売却しにくい資産のヘッジにベアファンドを購入している人もいるかと思います。ベアファンドの注意点を確認しておきます。

暴落時には様子見を

インデックスファンドの長期投資では暴落しようが暴騰しようが気にしないと言う人も多いです。
ただ、リーマンショックや今回のコビッドショックのように理由が明確で明らかに下げトレンドの場合は、いったん様子見するのも重要だと思います。こういうショックのときは数か月は回復し始めない印象なので。
特に私のように20年以上積み重ねてきていて、引き出し時期が近付いている人株から現金へとシフトしてもよいかと思います。

売却しやすい資産

シフトしやすい資産は次のような順ですね。債券も同時に下がることが多いので、日本円で良いと思いますよ。

1.IDECO(イデコ)
手数料がかからずに他の資産に組み替えられます。どこの証券会社でも定期預金はあるかと思いますので優先して組み替えたいです。後から株に変えるのも楽です。なお、時間がかかるのでその点は注意してください。

1.変動型の生命保険
資産配分を入れ替えられる変動型の生命保険に入っている方は、こちらも年間の組み替え回数に制限があったりしますが、手数料なく組み替えられることも。組み替えておくのも良いですよ。

2.枠が余っているNISA口座
枠が余っていて、相場が落ち着いた際に買い戻しができるなら、手数料がかからない証券会社もあるNISA口座分を売却しても。利益が出ていても税金かからないので売れます。

2.損失が出ている範囲の資産
損失が出ている資産は売買手数料のみで売却できます。特定口座なら損益通算してくれるので、簡単です。一般口座でも損失分だけを売却するなら余り考えなくてよいでしょう。

3.枠がいっぱいのNISA口座
積み立てNISA、ジュニアNISAなどで枠がいっぱいの場合、相場が落ち着いても買い戻すことが出来ません。売るべきかよく考えましょう。

3.利益が出ていて損益通算しても利益部分の資産
利益の割合が少ないなら売却しても良いでしょう。私は米国インデックスファンドで3倍ほどになっていたのもありました。その場合、利益の2割、売却額の13%ほどを税金で持っていかれます。いつかは払うものと考えて売ってもいいですが、売るかどうか悩みどころです。

売却しにくい資産のリスクヘッジにベアファンド

上記以外にも売却しにくい資産があるかと思います。私も理由は書きませんがありました。
そこで、ベアファンドを購入して少しでも暴落の影響を軽減する作戦にでています。
ベアファンドさえ買えば、暴落は気にしなくてよくなるのでしょうか?

ベアファンドの注意点

ベアファンドの注意点はいくつかあるのですが、専門のサイトが詳しいでしょう。
ここでは簡単にまとめておきます。

〇コストが高い!
信託報酬は高くなくても、中身の先物売買のコストが高いです。しかも、現物資産のコストとベア商品の二重にコストがかかります。売却ならコスト0になるのに。

〇レンジ相場では価値が下がる!
上下を繰り返し元の価格程度に戻る場合、ベアファンドもブルファンドも値下がりします。

つまり、長期で持っておくものではないです。数か月以内に売ると決めておきましょう。リスクヘッジしたい資産もベアファンドも両方値下がりしたーなんてこともありますよ。
今だと、長くても3月決算の企業の決算報告が出そろうぐらいまでかな?
その頃にはオリンピックがどうなるかの目途(めど)もついているでしょう。

また、デメリットが大きいので、NISA口座の枠とか利益の税金とかよりもコストがかかるかも。
ベアファンドとかベアETFの購入は最後の手段にして、ヘッジしたい資産の半額相当(120万円なら3倍ベアファンドを20万円分)ぐらいまでにした方がよいと思います。

底値を予想できる?

PBRが0.8ぐらいまでとか、チャートの〇日線がとか、過去の事例を引用しながらもっともらしい記事はたくさんありますが、信じ込まない方がよいと思います。
「頭としっぽはくれてやれ」の気持ちで「素人は順張り」でよいかと。

国産がほとんどのトイレットペーパーが売場からなくなるのと同じように、パニック時の株価なんて理論で説明できるものではないと思います。

p.s. 私もパニックになっていたのか、売ろうと思った株を、同数購入指示してました!数日後に気づいたけど、その数日でかなりの値下がり。売らないよりも倍損しました。「売却」と「購入」のボタンの押し間違いで10万円以上の損害に~。

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